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黒蜥蜴

江戸川乱歩原作、三島由紀夫脚色による戯曲。名探偵明智小五郎と、女盗賊「黒蜥蜴」の対決と秘めた恋を描いた名作。舞台でも何度も上演されているし、映画化もされているが、なんといってもこれは美輪明宏の当たり役であろう。高校2年の時に、黒蜥蜴:美輪明宏明智小五郎榎木孝明の配役で上演されたのを見て、偉く感動しました。映画版では、三島由紀夫がチラリ出演してて、観客の笑いをそそります。

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<黒蜥蜴鑑賞記@ル テアトル銀座20030307>

実に9年ぶりとなる美輪明宏主演の舞台「黒蜥蜴」。今回は、会場を東京芸術劇場から銀座一丁目のテアトル銀座へ移しての上演。

キャストは以下の通り。

緑川夫人 実は 黒蜥蜴:美輪明宏

名探偵 明智小五郎高嶋政宏

岩瀬早苗:須藤温子

雨宮潤一:木村彰五

岩瀬庄兵衛:田口計

ひな(青い亀):有田麻理

ドヴォルザークのスラヴ舞曲の美しい旋律とともに幕開け。三島由紀夫の詩的な科白廻しに酔わされる。美輪明宏は流石、初演から25年を経てもなお衰えぬ美しさで我々を魅了する。終幕、純白のドレスに身を包み舞う姿は天女の如し。

早苗役、雨宮役は、今回新しい俳優を配している。早苗は19の娘らしい若々しさ。雨宮は、かなり野太い声を発し、一本気な男の印象が強い。雨宮の屈折した愛情を表現するにはやや不適な感もあった。むしろ、彼を明智役に配しても面白いのではないかと。

高嶋政宏の明智は、黒蜥蜴が明智を評して言うところの、「自惚れが強くて、芝居がかっている」感じをよく表している。

この舞台は、江戸川乱歩デカダンスと、三島由紀夫の美意識、美輪明宏の存在感の三位一体がなせる伝説である。これを見逃すのは人生の大いなる損失と言えましょう。終幕と同時に場内はスタンディングオベーションの渦でした。

<再演決定>

2005年4月7日~5月8日。

ル テアトル銀座にて。

出演=美輪明宏 高嶋政宏 木村彰吾ほか

前回と同じキャストのようですね。

チケット一般発売2/5~

<2005.4.23>

5度目の観劇してきました。

何度見ても変わらず感動いたします。

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