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江戸川乱歩と大衆の20世紀展

立教大学創立130周年記念行事の一環として、池袋東武百貨店で開催中の「江戸川乱歩と大衆の20世紀展 」に行ってきた。

ただし、今回のイベントの目玉は東武百貨店での展示ではなく、かつて江戸川乱歩がその中に籠り、蝋燭の明かりの下で執筆に励んだと言う土蔵 が改修され、一般公開されるということにある。

まずは東武百貨店での展示。

会場は予想外の混雑ぶりで、観客も老若男女織り交ぜ多彩。江戸川乱歩が世代を超えて愛されていることを痛感した。

興味深かったのは、乱歩の蒐集癖の賜物でもある「貼雑年譜」が公開されていたこと。

こいつは、乱歩の生活のありとあらゆることが記載されたメモ帳兼スクラップブック兼スケッチブックなのである。

ファンならば垂涎の一品である。当時の住居の間取り図なんかがスケッチされていて、これがまた上手なのである。

さらにエログロファンの好事をくすぐったのが、乱歩の蔵書から出展されていた月岡芳年 の残虐絵。

斬首したクビを抱えた若武者の絵とか、切腹する武士の絵とか、まあ要するに血みどろの浮世絵。

乱歩のみならず三島由紀夫などの文芸家たちを魅了したと言う月岡芳年の残虐絵。

来場客たちの滞在時間が最も長い一角であった。

このあと、池袋西口から歩いて十分ほどの立教大学キャンパス内の旧乱歩邸の土蔵を見に行った。

こちらも大混雑で30分近くまってようやくのご対面。

で、実は肝心の土蔵は中に入れるわけではなく、入り口にちょっとだけ入ってガラス越しに中の様子を除き見ると言った感じ。

壁面一杯に蔵書が敷き詰められていた。

こっちは結構期待はずれであった。

会期は明日までなので急ぐべし。