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スーパー・カンヌ

J.G.Ballard最新作。もともと僕はクローネンバーグの大ファンであり、彼が監督したCrashをみて感銘をうけ、その原作者であるバラードに興味を持っていた。

本作の舞台は、カンヌ近郊の「エデンオランピア」と呼ばれるビジネスパーク。この地で起きた、若き小児科医による大量虐殺事件の謎を主人公が追ううちに、日々の業務に倦み疲れたビジネスエリートたちの精神の闇に迫っていく。

現代ビジネスエリートの病理、暴力、セックス、ドラッグによる癒しが描かれる。

話の内容、展開共に、映画の「8mm」を思い起こさせられた。

著者による、「病理社会の心理学」三部作のうちの第二作にあたる作品である。第一作である「コカイン・ナイト」もぜひ読んでみたい。

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